集団指導の医学部予備校のメリット・デメリットとは?向いている人や個別指導との違いも解説!
集団指導の医学部予備校の特徴
集団指導の医学部予備校では、他の生徒と一緒に授業を受けて学習します。一緒に受講する生徒の数は、講師1人に対して生徒10名未満や生徒10名以上など、医学部予備校ごとに様々です。また、多くの集団指導の医学部予備校が、生徒の学力別にクラス分けを行い、クラス内の平均学力に合わせた授業を実施しています。
集団指導の医学部予備校のメリット
集団指導の医学部予備校の主なメリットは、以下5つです。
- 個別指導の医学部予備校よりも費用が安い
- 仲間と一緒に学習できる
- 他の受講生と競争することでモチベーションを維持しやすい
- 自分のレベルや学習進捗状況を他の受講生と比較しやすい
- カリキュラムに従うだけで計画的な学習ができる
続いて、各メリットの詳細をご紹介します。
個別指導の医学部予備校よりも費用が安い
集団指導の医学部予備校のメリットは、講師1人対生徒1人のマンツーマン指導を行う個別指導の費用よりも安いことです。集団指導の医学部予備校では、1人の講師が複数の生徒を同時に指導することによりコストを抑えています。10名未満の小人数制を採用する集団指導の医学部予備校であっても、個人指導の費用より安いです。
仲間と一緒に学習できる
集団指導の医学部予備校では、仲間と一緒に受講します。受講中、勉強に励む仲間の姿を見ることで学習意欲が湧きやすく、受験勉強中の孤独も感じにくいです。一方、常に1人で学習する個別指導の生徒は、個人によっても異なりますが、孤独を感じやすいと言われています。 また、集団指導の医学部予備校は、自身と同様の目的を持つ友達を作りやすい環境です。同じ目的を持つ友人には受験の悩みも相談しやすいでしょう。さらに、授業について質問しあったり、一緒に自主学習したりできます。
他の受講生と競争することでモチベーションを維持しやすい
集団指導の医学部予備校の生徒は、他の受講生との競争や励まし合いにより、モチベーションを維持しやすいと言えるでしょう。一方、個人指導の生徒には、身近な競争相手や励まし合う受験仲間がいません。ところで、集団指導での生徒が日々受験勉強に励む仲間の姿を自然と目にすることも、学習意欲の向上に繋がります。
自分のレベルや学習進捗状況を他の受講生と比較しやすい
学力別クラス制を採用している集団指導の医学部予備校の生徒は、個別指導の生徒よりも、自身の学力レベルの現状を把握しやすいです。また、同程度の学力レベルを備えた他の受験生と自身の学習進捗状況を、都度比較できます。現状の学力レベルや学習の遅れを都度確認できる環境は、学習方法の見直しにも役立つでしょう。
カリキュラムに従うだけで計画的な学習ができる
集団指導の医学部予備校は、過去の実績等を基にして質の高いカリキュラムを組んでいます。そのため、受講生はカリキュラムに従って学習するだけで、試験日までの計画的な学習が可能です。授業のペースも一定なので、ペース配分を気にする心配もありません。また、経験豊富なベテラン講師が多い点も、集団指導の医学部予備校のメリットと言えるでしょう。
集団指導の医学部予備校のデメリット
集団指導の医学部予備校のデメリットは、以下4つです。
- 授業で理解できなかった部分や不得意分野の学習を個人でする必要がある
- 授業についていけないと取り残される恐れがある
- 質問をするタイミングや時間が限られている
- 教室に他の受講生もいるため個人指導よりも集中しにくい環境
次項より、各デメリットの詳細をご紹介します。
授業で理解できなかった部分や不得意分野の学習を個人でする必要がある
集団指導の医学部予備校のデメリットは、授業で理解できなかった部分や不得意分野について自己学習が必要な点です。集団指導の医学部予備校では、クラスの学力レベルに応じた、一律授業が行われます。つまり、生徒一人一人の苦手分野を全てカバーする授業内容ではありません。また、授業中に理解できなかった部分については、授業後に個人で学習する必要があります。
授業についていけないと取り残される恐れがある
集団指導の医学部予備校の生徒が授業で理解できなかった点をそのまま放置していると、その後の授業についていけなくなる可能性があります。また、自己学習で不得意分野の克服に努めなかった場合も同様です。授業についていけなくなり取り残されてしまうと、受験勉強が円滑に進められなくなります。
質問をするタイミングや時間が限られている
集団指導の医学部予備校の授業中に授業内容を理解できなかった場合、個人指導の場合と異なり、授業を中断して質問することはできません。受講生から講師へ質問ができるのは、授業中に講師が許可したタイミングや授業後など、限られたタイミングや時間のみです。
教室に他の受講生もいるため個人指導よりも集中しにくい環境
集団指導の医学部予備校の授業は、他の多くの生徒と一緒に受講します。教室に他の受講生もいるため、ときには他の生徒が原因で授業が中断したり、他の生徒が騒がしかったりすることもあるでしょう。つまり、集団指導の授業は個人指導の授業よりも、集中しにくい学習環境です。
【医学部予備校】集団指導と個別指導の違いとは?
集団指導・個人指導の医学部予備校の違いを表にまとめました。
比較ポイント/指導方法 | 集団指導 | 個人指導 |
---|---|---|
料金 | 安い | 高い |
受講生の数 | 10名未満や10名以上など様々 | 1人もしくは2・3名 |
個別カリキュラムの有無 | 無し | 有り |
費用の高い個別指導では、生徒ごとに組まれたオリジナルカリキュラムに沿って、各生徒のペースで授業が進められます。一方、集団指導の費用は個別指導よりも安いです。また、一律ペースで授業が進められますが、予備校のカリキュラムに沿って学習すれば、合格に必要な学習範囲を網羅できます。
集団指導の医学部予備校が向いている人の特徴
ここでは、集団指導の医学部予備校が向いている方の特徴を4つご紹介します。
学費を抑えたい人
集団指導の医学部予備校の費用は、個別指導の医学部予備校の費用よりも安いです。そのため、少しでも学費を抑えたいと言う方は、集団指導の医学部予備校の利用が向いています。
仲間と一緒に学習したい人
仲間と一緒に学習したい方は、集団指導の医学部予備校の利用が向いているでしょう。また、1人での受験勉強が苦手な方にも適しています。
自己管理ができる人
集団指導の医学部予備校の生徒は、授業についていくためにも、授業で理解できなかった部分や苦手部分について個人で学習する必要があります。個人での学習時間を作るためには、自己管理能力がかかせません。そのため、自己管理ができる方は、集団指導の医学部予備校に向いています。
自分なりの学習方法を確立している人
集団指導の医学部予備校の生徒には、授業での学習以外に、授業で理解できなかった点や苦手分野克服のための個人学習がかかせません。そのため、自分なりの学習方法を確立している方は、集団指導の医学部予備校に適していると言えます。
まとめ
集団指導の医学部予備校では、自身と同程度の学力レベルを備えた他の受験生と一緒に学習できます。他の受講生と競争したり、励ましあったりすることは、モチベーション維持にも効果的です。個別カリキュラムの作成は有りませんが、個人指導よりも費用を抑えられます。学費を抑えたい・自己管理ができる・自分なりの学習方法を持つ方などは、ぜひ集団指導の医学部予備校の利用を検討してください。
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